HTMLメールの送信

まずご注意

HTMLメールは、テキストメールに比べ、表現力に富んだ印象的で楽しいメールとなりますが、実際に、自分でHTMLメールを作成送信する場合には、次の点に充分にご注意ください。該当するような場合には、HTMLメールでの送信はしないようにしてください。

送信先の相手が、HTMLメールを表示できるメーラーを使っていない場合、こちらの期待通りには表示されません。HTMLの生タグがそのまま表示されてしまったりして、非常に読みづらい、または読むことが困難なメールになる可能性があります。

HTMLメールは、通常のテキストメールに比べデータ量が大きくなります。従って、テキストメールより、送受信に時間がかかります。また、サーバー側も含め、保存するためのディスクスペースを、自分も相手も余計に必要とします。遅いモデム使用やディスクスペースの空きが少ない場合、効率的ではありません。

一般に、メーリングリストへ、HTMLメールで投稿することは、禁止されています。また、初めての相手へ送る場合も、HTMLメールでは送らないようにしてください。

一般に、HTMLメールでの送信は、メールをやり取りする相手方と、HTMLメールでやり取りすることの了解が、事前に取れている場合にのみ行うことをお薦めします。

使用方法

次の手順で、HTMLメールを送信できます。

1.アカウント設定:送信のHTML形式での送信も許可をONします。

2.新規メッセージ作成画面を開きます。この時点で、HTMLエディタのパスを入力するダイアログが表示されますので、パス、及び必要ならパラメータを入力します(1回設定すれば、以後は不要です)。例えば、

FrontPage Express の場合、パラメータは不要です。

Netscape Composer の場合、パラメータは、-edit と入力します。

なお、パスの前後を「"」で囲む必要はありません(囲まないでください)。

3.HTML編集します。背景画像を含めて、画像の挿入が可能(EdMaxで認識できます)。HTMLエディタで、「上書き保存」(Ctrl+S)後、EdMax に戻ります。

4.「送信待ちへ」を実行します。なお、「直ちに送信」しても構いませんが、作成したHTMLメールの内容をビジュアル表示で確認してから送った方が間違いありません。メーラー設定のHTMLメールを表示は、ONにしておいてください。

5.「送信待ちへ」フォルダを開らいて該当メールを選択すれば、HTMLビジュアル表示されます。

6.「待ちメッセージを送信」を実行します。

以上で、HTML メールの送信完了です。返信や転送についても同様です。

補足事項

返信、転送の場合、「> 」等の引用符は、無効です。HTMLメールの場合、<blockquote>, </blockquote>により、引用部分がインデントされます。返信ヘッダの特殊記号は使えますが、%b, %B は無効です。

返信、転送の場合には、返信ヘッダ、転送ヘッダ、署名の改行は <br>タグに置換して、HTMLエディタに渡されます(その他、「<」等も、HTML用の文字シンボルに置換されて渡されます)。

新規メッセージの場合、定型本文や署名は、そのままHTMLエディタに渡されます。ビジュアル系のHTMLエディタでは、改行は全て削除された形で表示されます。

返信ヘッダ、転送ヘッダ、定型本文、署名にタグを使うことも出来ます。ただし、返信、転送で使う場合には、最低1個の <br> タグを含めておく必要があります。

挿入可能なのもの(EdMax が認識できるもの)は、画像のみです(背景画像も可)。

メーラー設定:編集で、HTMLエディタのパス指定等の変更が可能です。

HTMLエディタ自動起動を OFF して、手動起動することもできます。HTMLエディタ起動用の専用ツールボタンもあります(カスタマイズ:ツールバーで組み込めます)。

HTMLエディタによっては、<META>タグに、charset=Shift_JIS, charset=x-sjis のような指定を、自動的に組み込むものがあります。一方、HTMLメール自体は、charset=iso-2022-jp 指定で送付されます。この場合、相手のメーラーによっては、ブラウザで文字化けして表示される場合があります。その場合、<META>を削除して送信する等してください。なお、相手のメーラーが、OutLook Expressや、Netscape Messengerの場合は問題ありません。

テキストメールとの共存方法

同じアカウントで、テキストメールとHTMLメールを共存させて使うこともできます。なお、アカウント設定:送信のHTML形式での送信も許可スイッチは、ONしておきます。また、メーラー設定:編集のHTMLエディタを使用はON、HTMLエディタパスは設定済み、自動起動はON、かつ新規時は自動起動しないもONしておきます。

新規メッセージ作成の場合

テキストメール

EdMaxのメッセージ作成画面が開いたところで、そのままテキストメールとして編集できます。HTMLエディタは、起動しないでください(起動すると、HTMLメールになってしまいます)。

HTMLメール

EdMaxのメッセージ作成画面が開いたところで、ツールボタン、またはツールメニューの「HTMLエディタ」で、HTMLエディタを起動します。それで、HTMLメールとして編集できます。

返信、転送、再編集の場合

元のメールの形式に従う

元のメールがHTMLメールであれば、HTMLエディタが起動されHTMLメールとして編集できます。元のメールがテキストメールであれば、HTMLエディタは起動されず、EdMaxのメッセージ作成画面で、そのままテキストメールとして編集できます。

元のメールがHTMLメールか、テキストメールかは、EdMaxが自動判定しますので、何も気にする必要はありません。

元のメールはテキストメールであるが、HTMLメールとして編集、送信したい

元メールがテキストメールですので、HTMLエディタは自動起動されません。EdMaxのメッセージ作成画面が開いたところで、ツールボタン、またはツールメニューの「HTMLエディタ」で、HTMLエディタを起動します。それで、HTMLメールとして編集できます。

なお、テキストがそのまま、HTMLエディタに渡されます。HTMLエディタ側で期待通りに表示されない場合には、EdMaxのメッセージ作成画面のテキストをコピーして、HTMLエディタ側へ貼り付けるなりしてください。

元のメールはHTMLメールであるが、テキストメールとして編集、送信したい

元メールがHTMLメールですので、HTMLエディタが自動起動され、HTMLメール編集状態になります。

これを回避して、テキストメールとして編集、送信したい場合には、返信、転送、再編集コマンド実行前に、一時的に、アカウント設定:送信のHTML形式での送信も許可スイッチをOFFする(ツールボタンもあります)か、またはテキスト専用の別アカウントにメールを移す、または拡張コマンド等で「テキスト形式で返信マクロ」(OFF:HTML形式での送信許可+差出人へ返信+ ON:HTML形式での送信許可)を作成する等して編集するというやり方になります。

制限事項

ニュースアカウントや、欧文指定(アカウント設定:その他「日本語、英語以外の文字コードセットを使用」)では、HTMLメールは作成できません。また、分割メッセージでの送信もできません。